入社7年目の林さんは、知的好奇心が旺盛で、難しい案件ほどやる気を出すタイプです。労務コンサルティングに定評があり、顧問先様からも頼りにされています。社内ではチームのリーダーとして、部下の成長に貢献してくれています。
「社会保険労務士は、能動的に仕事をするべし」という林さんに話を聞きました。
専門商社の管理部から社会保険労務士へ
― 最初に自己紹介をお願いします
林里美と申します。今年、入社7年になりました。現在は、第2チームのリーダーとして6名のメンバーと仕事をしています。メンバーは労務コンサルティングを2名で担当し、給与計算などのアウトソーシングスタッフが2名、その他にパートさんが2名の構成になっています。
― 林さんは、どんな仕事を担当していますか?
私の得意な仕事の分野は、専門知識を活かした労務コンサルティングです。顧問先様のご担当も社長や人事・労務関係の責任者の方が中心になります。事務所内では、顧問先への訪問が多い方かと思います。
― 入社前はどんなことをなさっていましたか?
専門商社の管理部で人事の仕事をしていました。世界に拠点がありましたので、海外の人事制度をリサーチすることもありました。一般的には専門家に依頼する内容かもしれませんが、その会社は、「まずは自分でやってみよう」という風土でしたので、様々な専門知識を得ることができました。そうした仕事をする中で、自分は専門分野の法律知識を探究していくことが好きだと気づいたので、社会保険労務士を志しました。
― 資格取得のための勉強は、どのようになさいましたか?
休日はもちろんですが、平日は会社が終わった後に資格の学校に通い、家に帰った後もイヤホンで音声講義をききながらご飯をつくっていました。
― 資格を取得してからの入社ですか?
いえ。入社前から勉強をはじめていましたが、入社3ヶ月後に資格試験があり、その試験で合格しました。今から考えれば、勉強をはじめたときに入社をしていれば専門用語にも慣れるので、習得は早かったもしれません。
― 確かに、資格を取得する前から入社するという考えもありますね。
資格を取る前から、社会保険労務士事務所で仕事をする方が断然いいと思います。
未経験でも周りのみんなが教えてくれるので、やりたい仕事に挑戦できるプレシャスHRはおすすめですよ。
― 林さんが、プレシャスHRに入社を決めた理由を教えてください
まずは、会社の印象(一緒に働く人たち)の柔らかさです。私が入社した時は、今よりも人数が少なかったのですが、当時から本当にいい雰囲気で仕事をしていました。また、専門知識を学ぶことができて、学んだ知識を活かすことができる環境であったことも選んだ要因でした。
― 入社してみて感じたことは?
人間関係が良好であることですね。常に助け合いながら仕事をするので、一人で悩むということはありません。また、経験の浅いスタッフにとっては、すぐにいろんな人に相談ができるということも、成長しやすい環境になっていると思います。
労働法の知識で、会社の課題を予防する
― 1日の仕事の大まかな流れを教えてください
9時に出社して、メールチエックをして、労務相談への返信。給与計算や手続きの後、顧問先様を訪問することもあります。仕事を終える前にはチームメンバーからの報告を受けて、進捗の確認と必要があれば助言をしています。
― 林さんがやりがいを感じる時は、どんな時でしょうか?
専門知識を活かすことができた時ですね。また、経験したことがない案件に出会うと、さらに専門知識が増えるのでうれしくなりますね。自分でも知的好奇心が旺盛な方だと思います。
― 逆に、仕事がうまくいかなかった経験はありますか?
労働に関する法律は変わることが多く、解釈の幅が広くなることがあります。難しい労務相談を受けた時に、私の返答が違った形で受け取られて、問題の解決が長引いたことがあり、伝え方や提案内容をよく吟味する必要があると感じました。
― 法律を扱うという点で、弁護士とどう棲み分けをしていますか?
法律を扱うという点では共通すると思いますが、社会保険労務士は労務に関する知識に特化しています。私のイメージですが、弁護士さんは、“事件が起こってから仕事が始まり、解決する”という目的で仕事をするとしたら、社労士は“事件が起こる前に手当てをする仕事”だと思います。また、経営者と労働者のどちらかに付くということでもなく、よい職場環境になる提案をする仕事だと思います。ですから、“法律で会社の課題を予防する仕事”と言えるのではないでしょうか。
― リーダーとして、気をつけている点を教えてください
スタッフ全員が自分の枠を超えてる成長をするためには、それぞれが自分の考えを持つことが大切です。リーダーはメンバーの考えを聞き、相談に乗る役割だと思います。
― これからどんな仕事をしていきたいですか?
今後、働き方が多様化するほど、労働法は注目されるようになると思います。また、企業にとっても“採用した人材が定着し、活躍する”ことは大きな経営課題です。そのように、経営の根幹に関わるような仕事をしたいですね。経営者の方々との信頼関係を強めて、責任の重い仕事をさせていただきたいと思っています。そのためには、法律を噛み砕いて、わかりやすく話や文章で伝える技術を磨いていきたいと思います。
― 最後に、入社を希望している人にメッセージをお願いします
もしかしたら、社労士の仕事は、アウトソーシングが中心で、事務作業が多いと感じる人がいるかもしれません。しかし、受動的な仕事ではなく、実際は能動的な仕事です。積極的に労務に関わる仕事がしたい人は、ぜひご応募ください。プレシャスHRには、やりがいのある仕事ができる風土があると思います。