過重労働のリスク

過労死や精神疾患が社会問題化し、業種・規模を問わず適切な労務管理が求められています。そのような中、平成21年度の脳心臓疾患、および精神障害等事案にかかる労災請求・認定件数が発表されました。

※「平成21年度における脳・心臓疾患(過労死等)及び精神障害等事案(過労自殺含む)に係る労災補償状況(東京労働局分)について」より

1.脳心臓疾患、および精神疾患等の労災補償状況

 

平成19年度

平成20年度

平成21年度

請求

認定

認定率

請求

認定

認定率

請求

認定

認定率

(1)脳・心臓疾患

東京

141

60

42.6%

148

73

49.3%

130

45

34.6%

全国

931

392

42.1%

889

377

42.4%

767

293

38.2%

(2)精神疾患等

東京

177

50

28.2%

158

40

25.3%

201

33

16.4%

全国

952

268

28.2%

927

269

29.0%

1136

234

20.6%

■平成21年度  全国

脳・心臓疾患の年齢別件数

 

平成21年度

請求

認定

認定率

19歳以下

0

0

-

20~29歳

16

11

68.8%

30~39歳

79

57

72.2%

40~49歳

187

90

48.1%

50~59歳

279

87

31.2%

60歳以上

206

48

23.3%

合計

767

293

38.2%

精神障害等の年齢別件数

 

平成21年度

請求

認定

認定率

19歳以下

10

1

-

20~29歳

255

55

21.6%

30~39歳

364

75

20.6%

40~49歳

316

57

18.0%

50~59歳

153

38

24.8%

60歳以上

38

8

18.9%

合計

1136

234

20.5%

脳・心臓疾患の月平均の時間外労働時間

 

平成21年度

認定

うち 死亡

45時間未満

0

0

45~60時間

1

0

60~80時間

17

11

80~100時間

119

44

100~120時間

76

20

120~140時間

30

15

140~160時間

19

6

160時間以上

18

6

その他

13

4

合計

293

106

精神障害等の月平均の時間外労働時間

 

平成21年度

認定

うち 自殺

40時間未満

22

3

40~60時間

5

2

60~80時間

8

2

80~100時間

12

3

100~120時間

24

13

120~140時間

20

10

140~160時間

11

2

160時間以上

9

4

その他

123

24

合計

234

63

2.損失や負担

使用者には安全配慮義務があるため、万が一、過重労働による事故、病気、死亡となった場合は、次のような責任を問われることがあります。

  1. 民事上の損害賠償責任
  2. 業務上過失傷害などの刑事責任
  3. 事故による営業停止に伴う経済的損失
  4. 事故を発生させたことによる社会的信頼の失墜
  5. 訴訟等になった場合の社会的評価の失墜
  6. 訴訟等の準備に伴う経済的・時間的損失
  7. 訴訟等の準備に伴う精神的疲労
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